エスカレーター。
それは、人間を上の階または下の階へ誘うための、動く階段である。
ショッピングセンターや駅などの施設においてよく見られるが、
今回記事に書くものは、1回の移動が長いエスカレーターについてである。
地下から地上に上がるときや、大きなモールでは通常の2、3倍以上の長さのエスカレーターがある施設が多い。
その時、ふと隣でエスカレーターに乗っている人の表情を見ていると、「無」であることが多い。
知り合いなどが上下にいると談笑している様子が窺えるが、朝や夕方にエスカレーターに乗っていると、
なんというか、悲しいとも怒りとも感じない、無感情無関心の表情をしている人を見かけてしまう。
まあ普通に歩いているときでも楽しそうに歩いている人は少ないと思うので当然だと思うが、
身動きの取れない、スマホを見るなどの簡単なことしかできない状況だと、
人間って「無」になるんだな、気づきを得てしまった。
だからと言って何かすることはないのだが、
私のような人間が気づきを得てしまったとき、たいていはMVの映像やゲームでの回想シーンで登場しそうだと考えてしまう。
エスカレーターに並んで乗っていて、皆何かしらの状態ではあるけど、決まって無表情というか、無関心といった表情をしていそう。あとはモノクロの世界で表現されているとか。
今日の書き込みはここまで。 終わり。